Outputとしての感想文
初めまして
本日より自分が読んだ本の感想をひたすら書いていきます
可能な限り簡潔に
時には前半、後半に分けて
内容感想をお伝えできればと思います!
第一冊目
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
- 作者: 河合雅司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/14
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (22件) を見る
少子高齢化に関してはよく報道されてはいるが、本格的に何かがなされているという実感はない。おそらく深刻な局面を迎えているのだろうという感じはあるが、平和な毎日を送り、公園で子供達が遊んでいる姿を見ると、まあ日本もまだまだ捨てたもんじゃないじゃないか、そんな気さえする。
そんな時にこの本に出会った。読み進めると、恐ろしい数字が次々と…2018年国立大学倒産の危機、2024年3人に1人が65歳以上、 2026年認知症患者700万人、 2039年深刻な火葬場不足、2040年地方自治体消滅の危機(県庁所在地ですら危ぶまれる)、2115年総人口が5055万人まで現象などなど。これら全てが現実となるかどうかはさておき、こういった数字が可能性として出てくることだけでも恐ろしい。
中でも何点か非常に学びになったことがある。一つは合計特殊出生率について、人口維持のためには2.00が必要で1.99と1.00ではスピードが異なるのみで人口減少というたどり着くゴールは同じであるということ(現在日本は1.44でかなり危機的)。
まとめると、やはり問題は少子(超)高齢化とどう戦うかというところ。
こんな時代に小児科医には何ができるだろうか。
これまで以上に子供の存在が貴重になる時代、事故・病気を未然に防ぐ、いかに軽症のうちに発見、対応できるか。そういったところだろうか。
まぁ、その前に失業しないようにしなければ…