とある小児科医の読書感想文

しがない小児科医が気ままに書いた読書感想文

Outputとしての感想文

初めまして

本日より自分が読んだ本の感想をひたすら書いていきます

可能な限り簡潔に

時には前半、後半に分けて

内容感想をお伝えできればと思います!

 

第一冊目

 

少子高齢化に関してはよく報道されてはいるが、本格的に何かがなされているという実感はない。おそらく深刻な局面を迎えているのだろうという感じはあるが、平和な毎日を送り、公園で子供達が遊んでいる姿を見ると、まあ日本もまだまだ捨てたもんじゃないじゃないか、そんな気さえする。

 

そんな時にこの本に出会った。読み進めると、恐ろしい数字が次々と…2018年国立大学倒産の危機、2024年3人に1人が65歳以上、 2026年認知症患者700万人、 2039年深刻な火葬場不足、2040年地方自治体消滅の危機(県庁所在地ですら危ぶまれる)、2115年総人口が5055万人まで現象などなど。これら全てが現実となるかどうかはさておき、こういった数字が可能性として出てくることだけでも恐ろしい。

中でも何点か非常に学びになったことがある。一つは合計特殊出生率について、人口維持のためには2.00が必要で1.99と1.00ではスピードが異なるのみで人口減少というたどり着くゴールは同じであるということ(現在日本は1.44でかなり危機的)。

 

まとめると、やはり問題は少子(超)高齢化とどう戦うかというところ。

こんな時代に小児科医には何ができるだろうか。

これまで以上に子供の存在が貴重になる時代、事故・病気を未然に防ぐ、いかに軽症のうちに発見、対応できるか。そういったところだろうか。

まぁ、その前に失業しないようにしなければ…