嫌われる勇気②後半
後半も青年と哲人の対話は続いていきます。
第4-6夜
前半の最後は課題の分離についてのお話でした。
しかし課題の分離は自己中心的な個人主義ではないのか?
といところが後半の始まりです。
幸福な対人関係のあり方を考える最も重要な指標である共同体感覚について話は進みます。共同体感覚とは簡単にいうと、自分の居場所がある、と感じられることです。
共同体は家庭、学校、会社のみならず地域社会、地球、宇宙と無限です。困難にぶつかった時、より大きな共同体の声を聞くことが原則とされています。
この共同体感覚を持つために必要なものが自己受容、他者信頼、他者貢献の3つになります。この中でも他者貢献に関して、自己犠牲ではなくむしろ自分の価値を高めるためにすることであると説いています。一方でこの他者貢献には、他者からの承認は必要ない、そう哲人は言います。なぜなら…
最終的に、いま、ここに生きる
未来でも過去でもなくいまここで生きることの重要性を説明してくれます
書ききれないほどの名言、心に突き刺さる文章に溢れています。
おそらく咀嚼しきれていない部分が多々あるので、今後繰り返し読みたいと思います。何度も読んで自分のものにしたくなる、そんな一冊でした。